OUR STORY プロモーションのエキスパートが揃うアロウズ

アロウズは次のステージへ | ブランドサイトへ再構築

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龍輪 誠Creative Director

Promotion
Expert Team【アロウズ】

From Ideas to Brilliance

現代では、企業プロモーションの成功においてオンラインでの存在感が不可欠。

近年、企業はますますオンライン上での存在を重視し、デジタル空間でもブランドイメージの構築が求められてきます。この変化に対応するためも、私たちのプロジェクトでは、アロウズメンバーによるブランディングチームを立ち上げ、ブランドサイトの構築に着手しました。同業が多い市場においても差別化を図り、プロモーション領域における存在感を増しながら、アロウズというブランドを強力に立ち上げることが目的です。

この背景を踏まえ、6つの戦略的なアプローチを既存サイトに取り入れ、単なる情報提供の場というサイトの役割を超え、事業紹介サイトからブランドサイトへの進化を目指しました。これによりアロウズブランドはウェブ上でもユーザーと深い結びつきを築くことができるようになり、強烈な印象を残しながら、唯一無二の存在感を築くことを目指します。

また、今回ブランドサイトのご相談いただいた際、コロナ渦を経て社会全体が少し落ち着きを見せはじめたこともあり、時代が移り行くと共に「アロウズも新たなステージへ」というお題をいただきブランド全体を見直すことに・・・

プロモーションのプロ集団だからこそ、従来からのプロモーション活動を単にブランディングと定義するのではなく、目指すはブランド・エクイティ(資産)の確立。ブランドアイデンティティの確立と企業内への浸透が重要なポイントです。

私たちが掲げる”From Ideas to Brilliance”は「アイデアから輝きへ」という意味です。このストーリーテリングを通じてアロウズブランドとの深い絆をつくります。

――― ブランドサイト構築にあたりどのような取り組みをしたのですか?

まずは、現状分析。既に企業ブランドとして存在する「ブランド名、ロゴマーク、ブランドカラー」という3つの既存要素の分析を行い、現在活用しているタグラインやブランドメッセージなど、ブランドがもつ資産価値の分析から行い見直すポイントを以下の6つに分類。現在のアロウズにとって重要度の高い部分のてこ入れをしていきました。

1. ストーリーテリング: 共感と感動のはじまり
取組む目的: サイトの訪問者と深いつながりを築くキッカケに
アプローチ: ブランドの誕生や背景に焦点を当て、感動的なストーリーをサイトに盛り込みました。これにより、サイト訪問者は単なる利用者ではなく、物語の一部としてブランドに参加できるようになります。

2.コンセプト: 統一感と個性の一致
取組む目的: ブランドの一貫性を維持しながらも、個性を際立たせる
アプローチ: ブランドの独自性を強調し、デザインとメッセージに一貫性を持たせました。これにより、サイト訪問者はブランドの特徴を容易に認識できるようになります。

3.インターナル: チームの連携と文化の強化
取組む目的: 社内の協力と情報共有を促進し、ブランド文化を築く
アプローチ: 社内の連携を深めるため、コラボレーションによるコンテンツの導入や異なる部門間の協力を奨励しました。これにより、アロウズ内でのコミュニケーションが円滑になり、ブランド文化が一体となります。

4.エモーション: ユーザーの利用体験という潜在的な感情を引き起こす
取組む目的: ブランドに感情的なつながりをもたらす
アプローチ: ブランドのビジュアルや言葉を通じて感情を引き起こし、敷居を上げるのではなく、使いやすいという感覚を提供するよう改善しました。これにより、ユーザーはブランドに深い感情を抱くようになります。

5.メディアアプローチ: 視覚的な魅力でブランドの世界観へ引き込む
取組む目的: 動画や画像を活用して訪問者を引きつける
アプローチ: 動画や画像を効果的に使用し、クリエイティブという直接的な言葉を使わずともクリエイティブで興味深い視覚的要素をサイトに組み込みました。これにより、訪問者はブランドストーリーを視覚的に体験できるようになります。

6.クリエイティブ: ユーザーに新しい感覚を提供
取組む目的: ユニークで印象的なデザインにより訪問者を引き込む
アプローチ: クリエイティブには「心地の良い違和感」というテーマを設定し、ユニークなデザインとアプローチを採用、訪問者に新しい視覚的な体験を提供。これにより、ブランドサイトが他とは異なる魅力を発揮できるようになります。

これまでの「クリエイティブの新しい形」という抽象的なメッセージから、新しいブランドコンセプト”Brilliance”へ。このコンセプトに基づき「ブランドメッセージ、ブランドステートメント(あるべき姿)」の再定義を行いました。

アロウズという素晴らしさを体現。ブランドサイトの強化に向けた綿密な戦略から、ストーリーテリングを通じて訪問者との深いつながりを築くブランドへ。

ブランド強化に向けたこのプロジェクトでは多様な意見と綿密な戦略が展開されました。アロウズはこのブランド化を経たことで、ストーリーテリングを通じて訪問者と深いつながりを築き、プロ集団らしい、多彩なプロモーション方法と、一貫性のあるデザイン展開で、これからもブランドの個性をより強力にしていくことと思います。そして、異なる分野の融合によって、さらに認知度を向上させ、社内の連携を深め、文化を醸成するための取り組みにより、ステークホルダーともブランドの一体感を高めることに繋がります。視覚的な魅力や感情の共有を通じて、このブランドサイトは単なる情報発信の場から、訪問者との対話と共感の場へと進化し、これからもっとユーザーコミュニティの形成やアクティブな参加者の促進をすることで、単なる顧客からファンへの移行を可能にし、ブランドは存在感を増し続けるでしょう。

ポイント:ユニークで印象的なデザインが、訪問者に新しい視覚的な体験を提供し、ブランドの差別化を図りました。これらの取り組みにより、今回のプロジェクトはいったん完了しましたが、これからもブランドサイトがより魅力的でインタラクティブなプラットフォームへと進化することを願います。今後もユーザーやメンバー間のフィードバックを取り入れながら、サイトの改善を続け、オンライン上でのブランドの存在感を一層強化していく予定です。

デザインコンセプトについて

私たちが掲げるブランドのメッセージ”From Ideas to Brilliance”をアロウズらしい、柔らかなイメージとして表現。アイデアや概念が初めて生まれる段階から、それらを発展させて輝かしい成果物や創造物に仕上げるまでのプロセスをイメージ化し、ブランドコンセプトやデザインコンセプトとの親和性を高めています。たとえば、ファーストビューで使われているビジュアルに関しても、クジラが仲間同士でコミュニケーションをとっているというのは有名な話ですが、アロウズも多様性、異なる分野との連携を大切にします。その他にも「空飛ぶ鯨」のイメージとしてインパクトがあり、大きくて、本来、「絶対に空を飛ばないものが空を飛んでる」というファンタスティックさと、シュールレアリスム的な感覚が合わさった壮大なイメージからも、クリエイティブの可能性や期待感、特別感を生み出す印象も持ち合わせており、ユニコーンやペガサス同様に空飛ぶ鯨の出所は不明ですが、一説ではノアの箱船の神話や後述の歌などとミックスされ、人を導く船や環境破壊を憂う地球の代弁者として、絵本や児童書などでも使われる唯一無二の象徴となっています。

ブランドステートメントの再定義(ブランドのあるべき姿)

「アイデアが輝きを放つとき、未来が創られます。」この言葉を軸にブランドステートメントをこのように再定義しました。私たちは、アイデアの中に潜む可能性を探求し、そこから輝きを生み出す創造的なプロフェッショナル集団です。私たちの使命は、アイデアに息吹を与えること。その瞬間、革新的な発想が輝きを纏い、魅力的な現実を形作り始めます。私たち「アロウズ」の手にかかれば、小さなアイデアはただの概念を超え、プロジェクトが生命を帯びたように次なる次元へと進化します。私たちは、創造性と情熱を持ち続ける、クリエイターたちの独自性を尊重し、共に協力して驚異的な成果を生み出します。アイデアが輝きへと変わるその瞬間を共有し、未来を一緒に創り上げましょう。

すべて、このストーリーから。

龍輪誠のブランディングノート:最初のヒアリングでは、実際に現場で活躍する皆様にアロウズという、この組織体が社会に対して「どのような役割を果たすべきか」何度もお聞きしました。そこから「下請け、元請け」という発想ではなく、最良のパートナーをみつける。これがアロウズの役割であり、私たちが掲げる”From Ideas to Brilliance”という意味。「アイデアから輝きへ」という本質的なメッセージへと昇格していきます。 (左が従来のアロウズ、右が進化系のアロウズ)

龍輪 誠 / Makoto Tatsuwa
ブランドコンサルタント(あめとつち株式会社 代表取締役) 。クリエイティブ・ディレクターとして、マーケティング戦略やデザイン戦略をはじめ、ブランドビジネス全体の指揮官という立場から様々な企業を支援。事業領域に関わらず、多岐にわたるプロジェクトへ参画。また全国の経営者様を対象にブランドコンサルタントとしての活動もしています。代表作としてCMでお馴染みのSMBCグループ「NISAロゴマーク」、MISUMIグループ「meviy(メビー)」など、これまで様々な企業のロゴデザイン、ブランディングデザインを担当。

Branding Project
(PM)Keito Sunohara ,(AD)Masao Moriya,(M)Shogo Hirabayashi / Daisuke Takada,(Advisory Board)Makoto Tatsuwa

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